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『世界にひとつだけ』をカタチにする、フラワーコーディネーターたちの舞台裏

結婚式という特別な一日を彩るウエディング装花。新郎新婦様が描く世界観を大切に、その想いをお花で表現するのが、フラワーコーディネーターの仕事です。オンザページのグループ会社『ブレス エット ロゼ』で活躍する井並 紗那さんと水野 芙美さんに、制作の舞台裏から、花に向き合う姿勢や新たな挑戦への想いを語っていただきました。

この記事に登場するスタッフ
井並 紗那さん(ブレス エット ロゼ 名古屋アトリエ/2024年新卒入社)
ウエディングプランナーを目指し、ブライダルの専門学校へ進学。ウエディングに関わるさまざまな分野に触れ、『お花の仕事が一番楽しい』とフラワーコーディネーターの道を歩み始める。卒業後、新卒でブレスエット ロゼに入社。名古屋アトリエにて、豊かな好奇心とフレッシュな感性を武器に、数多くの婚礼装花を手掛けている。
この記事に登場するスタッフ
水野 芙美さん(ブレス エット ロゼ 大宮アトリエ/2020年・2025年中途入社)
高校で造園、専門学校でフラワーデザインを学び、在学中にブレス エット ロゼでアルバイトを経験。新卒でフラワーショップにて接客を学んだ後、ブレス エット ロゼに中途入社。他社でのブライダル装花を経験後、再入社し、名古屋アトリエに配属。現在は大宮アトリエにて、これまでの多彩なキャリアを活かした提案を続けている。

装花で叶える、おふたりらしい結婚式の空間づくり

—結婚式に欠かせない装花といえば、ブーケを思い浮かべますが、他にどのような装飾やアイテムがあるのでしょうか?

井並さん:結婚式当日に目にするお花は、式場のバージンロードや祭壇、披露宴会場のおふたりのテーブルやソファ、ゲストテーブルやウェルカムスペースなど、会場全体の装飾があります。

水野さん:新郎様の胸元を彩るブートニアや、親御様への贈呈花なども承っています。また、新婦様のアクセサリーの代わりに、生花を身に着けていただくことも可能です。

—装花はどのように決めていくのでしょうか?

井並さん:事前にフラワーチャートでお好みの色味や雰囲気を伺い、打合せで結婚式のテーマやコンセプトを深掘りしていきます。おふたりが大切にされている想いを、お花でどのように紡ぎ、彩るのかを一緒に考え、そこに季節のお花やさまざまな花材を組み合わせながら、おふたりだけの唯一無二の装花をつくり上げていきます。

—誰かと『同じ色』を選んでも、装花の仕上がりはそれぞれ違うのでしょうか?

水野さん:例えば『濃いピンク』を選んだとしても、お花の大きさや形、合わせる花の種類によって、『かっこいい』にも『可愛い』にも表情を変えることができます。おふたりのためだけに一からつくり上げる組み合わせは無限にあり、同じコーディネートはふたつとありません。

最良の一日のために、おふたりに寄り添うフラワーコーディネート

—事前に決めていた衣裳やテーマを変更したくなった場合も、対応していただけるのですか?

水野さん:もちろん、ご相談いただけます。お花は全体のトータルコーディネートに合わせて選んでいますが、特に衣裳とのバランスは重要です。アイテムの変更があった場合は、そのイメージに合わせてお花も対応しています。

井並さん:お花は『生物(なまもの)』を扱っているため、変更を承れる期日もあります。ただ、一生に一度のウエディングだからこそ、衣裳や全体のバランスを見極めながら、最後までおふたりの『好き』に寄り添ったご提案を心掛けています。

—生花を扱う上での苦労はありますか?

水野さん:届いたお花の色味やボリュームが、想定していたものと少し異なることもあります。そうした場合は、他のお花との組み合わせを工夫して、全体のバランスをイメージしていたものに近づけるように調整します。

真夏の挑戦!企業イベントで創り上げた南国アーチ

—結婚式以外にはどのようなご依頼があるのですか?

井並さん:企業の周年イベントや商談会の会場装飾など、法人のお客様からのご依頼も多く承っています。また、ホテルやレストランの空間を彩る生け込みも手掛けています。

—結婚式の装花との違いはありますか?

水野さん:8月に開催された企業パーティのテーマは『夏』と『リゾート』でしたので、普段の結婚式ではあまり使わないモンステラの葉や、南国やアジアンテイストを感じさせるお花を取り入れた装花をご提案しました。

井並さん:大きなウェルカムアーチは、真夏の屋外装飾だったため、美しさを長く保てる造花を使用しました。生花ならではの質感を楽しんでいただきたい婚礼とは異なり、イベントならではの選択です。

経験を糧に、これからのウエディングへの展望

—企業イベントでの装飾経験は、日々のウエディングの仕事にどのような影響を与えていますか?

水野さん:目を引くビビットカラーのお花を飾ることで、これまでにない演出を発見したり、自分自身の表現の引き出しを広げたりすることができました。

井並さん:例えば、『お皿の上に葉を添える装飾』など、多彩な装飾経験は、結婚式のお客様へのご提案にも活かせるようになりました。

—日頃のお仕事への向き合い方を教えてください。

井並さん:私自身が『このお花可愛い!』とワクワクする気持ちを大切にしています。自分たちが楽しむことで、お客様にも良い提案ができると感じています。

水野さん:私も同感です。美しいお花も、作り手の気持ちが沈んでいると、不思議と作品にも表れてしまうものです。だからこそ、日頃から新しい発見をチームで共有し、楽しみながら働くことを意識しています。

—最後に、今後の展望を教えてください。

井並さん:結婚式ではまだ珍しい『大型の生花装飾』にも挑戦したいです。イベントで培った経験を活かし、新郎新婦様やゲストが思わず写真を撮りたくなるような空間演出を実現させたいですね。

水野さん:今後は後輩の育成にも力を入れながら、お花で彩る空間の豊かさや魅力を、より多くの方へ届けたいです。私たちの想いやお花の奥深さを、お客様に直接発信できるような新しい挑戦をしていきたいですね。

ブレスエット ロゼのサイトを見る

取材:田中 夏歩(リゾートディビジョン)
制作:豊場 佳乃子(営業管理・購買ディビジョン)