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母の“プロとしての姿”を知った日──親子で働いた結婚式場での2年間

大学生の娘と、現場で働く母。結婚式場で親子が同じチームとして過ごした2年間を振り返りながら、お互いの新たな発見と、結婚式の仕事ならではの価値について語っていただきました。

この記事に登場するスタッフ
小林 留美さん(プロデュース事業部 エキスパート/2011年中途入社)
長年にわたり新規接客の第一線で活躍し、旧ノバレーゼ社の社内表彰制度のプロデュース部門で複数回のノミネートや最高賞MVPを受賞。培った経験や知識を仲間へ伝えながら、人材育成や組織づくりにも尽力し、お客様の幸せとスタッフの成長を支える存在として多くの信頼を集めている。

母に誘われて始まった、結婚式場でのアルバイト

—ののかさんが結婚式場でアルバイトを始めたきっかけを教えてください。

小林さんの長女 ののかさん:母が働いていることが一番のきっかけです。『結婚式場の仕事って楽しそうだな』という気持ちで始めました。ただ、実際にやってみると想像以上に大変でした。覚えることが多く、失敗が許されない結婚式という緊張感から、『私には向いていないかもしれない』とくじけそうになりました。でも、その時に社員の先輩が気づいて励ましてくれて、その後も続けることができました。

小林さん:私が同じ現場にいたので、やりにくさもあるだろうなとは思っていました。ただ、あまり意識せず、ほかのアルバイトスタッフと同じように接していました。一方で、仕事終わりには親子として「今日どうだった? 」と声をかけるなど、共通の会話が増えました。

現場で知った、母の“プロとしての姿”

—親子で同じ場所で働き、印象に残っていることはありますか。

ののかさん:母の働く姿を見たことです。お客様と接している時の表情や話し方を見て、「この人、プロなんだな」と強く感じました。誰に対しても壁を感じさせない接し方や、その場に合わせた対応力は本当に尊敬します。

小林さん:普段の生活では、働いている姿を見せる機会はないので、同じ現場で働けたこと自体が貴重な体験でした。娘が仕事に向き合っている姿も見ることもでき、お互いにこれまで知らなかった一面を知ることができました。

ののかさん:「今日のお客様、素敵な方だったよね」「このシーンに感動したよね」と、帰宅後は親子で結婚式について語り合いました。

小林さん:その日の婚礼を振り返り、真面目に反省会を開くこともありました。普通の親子ではなかなかできない会話ができたと思います。

一生ものの仲間と出会えた、結婚式の現場での日々

—結婚式場での仕事を通して、得たものは何でしたか。

ののかさん:一番は仲間の存在です。結婚式は一人では成り立たない、チームでつくり上げるものです。そのなかで自然と助け合う関係が生まれて、気が付けば大切な存在になっていました。当時のアルバイトスタッフとは10年近く経った今でも連絡を取り合っています。ほかのアルバイトも経験しましたが、ここまで人とのつながりが残る場所はなかなかありません。
また、ほかの仕事にはない、良い意味での緊張感がありました。毎回が本番で、一つとして同じ結婚式はありません。その緊張感のある環境だからこそ、責任感や仕事への向き合い方が自然と身に付きました。

小林さん:結婚式当日は大きなプレッシャーを感じながらも、スタッフ全員が一丸となって最良の日をつくり上げます。だからこそ仲間を大事にする文化が根づいています。そこで育まれるチームの力が、最終的にお客様の満足につながります。

ののかさん:何年もこの世界で奮闘している母を改めて尊敬します。

幸せをつくる仕事の価値に気付いて

—あらためて、結婚式の仕事の魅力をどのように感じていますか。

小林さん:結婚式は、人生のなかで『絶対にしなければならないこと』ではないかもしれません。それでも、その一日が人生で大きな意味を持つ時間になることは間違いありません。
その瞬間に立ち会い、「ありがとう」と「おめでとう」に溢れた一日をつくることができるのが、この仕事の魅力です。

ののかさん:今はまったく別の仕事に就いていますが、幸せが溢れる結婚式の現場は特別でした。大変な仕事だからこそ、人生の大切な一日に携わる責任とやりがいがあり、仲間とともに成長できるかけがえのない経験ができます。

小林さん:結婚式をつくりあげるには優れたチームが大切です。だから、私たちの会社は正社員からアルバイト、パートナー企業まで、すべての人を大切にしています。私も子を持つ親として、この会社や仲間たちを信頼しています。結婚式が好きという想いを持った人たちが集まり、互いを大切にしながらつくり上げる結婚式だからこそ、その一日を安心して任せていただきたいと思っています。

取材・制作:野阪 沙恵子(営業本部 京都・滋賀地区)