
回り道の先で見つけた『私の愛するもの』でお客様を笑顔にする覚悟
一度は専門スキルの世界から離れ、別の道を経験したドレスコーディネーターの宇津山 綾乃さんと、料理長の栗本 孝介さん。それぞれの経験を経て『やっぱりこれが好き』と自らの原点である『衣裳』や『料理』の道へ、再び進むことを決めました。そんなおふたりに、遠回りをしたからこそ確信できた仕事へのまっすぐな想いを語っていただきました。


一度手放したからこそ確信できた『本当にやりたいこと』

—おふたりは前職で、どのような経験を積んだのでしょうか?
栗本さん:私は調理師学校を出てから、京都の和食店で『板前』の世界に飛び込みました。覚悟をしていた以上に、上下関係が非常に厳しかったことが衝撃でした。その後、工場勤務に転職しました。
宇津山さん:私は新卒でエステ業界に入って、6年ほど『美』に向き合う仕事をしていました。技術を磨く日々のなかで、ある時ふと「自分はどこに向かっているんだろう?」と迷いはじめてしまったんです。一度美容を離れて、全く違う業界をいろいろと試してみました。
—そこから再び原点に立ち返るきっかけはなんだったのでしょうか?
宇津山さん: 人と関わらない仕事の方が楽かな、なんて考えて工場や事務職などを経験してみたら、「やっぱりファッションが好き。接客が好き。誰かを美しくする仕事がしたい!」という想いを再確認しました。
栗本さん:よくわかります。工場で目の前の仕事に黙々と打ち込む毎日のなかで、「自分の手で作ったもので、目の前のお客様を笑顔にしたい!」という自分の原動力を思い出しました。離れてみたからこそ、自分のなかにある、料理への情熱に気が付いたんです。

—その後どのようにして現在の環境と出会ったのでしょうか?
栗本さん: 工場勤務の後、地元の料理店で働いたのですが、効率やスピードを重視する方針に、違和感を覚えました。お店の良さはそれぞれありますが、私はもっと一人ひとりのお客様に時間をかけて向き合いたいのだと気付いたんです。そんな時に偶然出会った『三瀧荘』の料理とサービスに衝撃を受けて、「ここしかない!」と直感したのが出会いでした。
宇津山さん:私は求人サイトを見ている時に、ドレスコーディネーターという仕事があることを知りました。最初は『ドレスに携わりたい』という興味からスタートして、企業について調べるうちに理念に共感し、入社しました。
葛藤の先で見つけた、前を向くための原動力

—異業種からウエディングの世界へ飛び込んで、最初はどんなお気持ちでしたか?
宇津山さん: 不安もありましたが、『人の人生に携わる仕事を通じて成長したい』と思って入社しました。栗本さんは、いかがでしたか?
栗本さん: 緊張と不安しかなかったですよ。人見知りなこともあって、入社当初はお客様と話すだけでガチガチになっていました。周りの熱量に圧倒されて、『とにかく足を引っ張らないように!』と必死で、宇津山さんのように自分の成長を考える余裕はなかった気がします。
宇津山さん:私もいざスタートしてみると、現実は理想通りにはいかなくて、『未経験の私がここにいていいのかな』と、自分の力不足に悩みましたね。

—その不安をどうやって克服していったのでしょうか?
栗本さん: 私は『演じる』ことから始めました。不安を見せず、プロとして自信を持っているように振る舞う。そうして成功体験を積むうちに、本物の自信に変わっていった気がします。
宇津山さん:救ってくれたのはお客様からの「宇津山さんに担当してもらってよかった」という言葉でした。そして、真剣に向き合ってくれる上司や仲間の存在は本当にありがたかったです。
栗本さん:仲間の存在は大きい。キッチンもプランナーもドレスコーディネーターも、みんなが『いいものを作ろう』と一つになっている感覚が原動力になりました。
宇津山さん:職種は違っていても、お客様を想う気持ちは同じなんですよね。オンザページには、お互いをリスペクトしつつ、支え合える温かいつながりがあると感じます。だから『まだ自分にもやれることがある』と思える。
自身の成長を越えて『がむしゃら』の先へ、視点が変われば、仕事はもっと楽しい

—現在は、お二人とも社内コンテストで表彰されるなど、高い評価を受けていますね。
宇津山さん:新作ドレスの制作に携わらせてもらったり、社内接客コンテストのファイナリストに選んでいただいたりしたことを、大変光栄に思っています。 『ドレスの良さを伝えたい』と、がむしゃらに動いてきたことが、周りの刺激になっていると言っていただけて、自信につながっていきました。ネガティブだった自分から、少しずつ変わってこれたのかな、と思います。
栗本さん: 宇津山さんは、すごく前向きで頼もしいですよ。

宇津山さん:栗本さんは、社内表彰制度でのMVP受賞、そして料理長就任、本当におめでとうございます!心境の変化などはありますか?
栗本さん: 視点が変わったのは、副料理長という立場になった頃からです。自分のことで精一杯だった私が、『スタッフが楽しめる環境作り』を一番に考えるようになった。料理長となった今も、私自身が率先して周りに「助けて」と伝えるようにしています。素直に伝えられる関係性を作ることが、結果としてチームワークを高め、お客様へ最高の一皿を届けることにつながっていくのです。
過去の自分に伝えたい『オンザページで働く』ということ

—最後に、転職を検討している方や、かつての自分にアドバイスをお願いします。
栗本さん: 一言で言えば「めちゃくちゃ楽しいよ!」と伝えたいですね。もちろん、生半可な気持ちでは通用しません。でも、がんばれば、がんばった分だけ、正当に評価してくれる。自分の居場所を自分で作っていける、最高の環境です。
宇津山さん: 私は『自分なんてダメだ』と思っていた昔の自分に、「真剣に向き合える一生モノの仕事に出会えるよ」と言ってあげたいです。ここは一人ひとりの成長に本気で向き合ってくれる場所。迷っているなら、ぜひその一歩を踏み出してほしいですね。
取材:橋野 将茂(広報室)
制作:豊場 佳乃子(営業管理・購買ディビジョン)








